パターン認識工学研究室 助教 井上 路子

2023年4月１日付で電気情報系学科のパターン認識工学研究室に助教として着任いたしました．井上路子と申します．

私の出身は奈良県の近鉄南大阪線が通る市です．鳥取大学に通うにあたり初めて中国地方を訪れました．当時は雪に慣れておらず，私と同じく雪が降らない地方出身の友達と雪合戦をしていた記憶があります．2019年には東京の田舎の方に就職し，IT系の職務に携わりながら，博士後期課程に社会人学生として入学致しました．

教育活動では，私自身が博士後期課程を受けている未熟者ながら，だからこそ分かるような学生の疑問点を解消することで，学生自身が技術や研究への好奇心を抱けるように関わっていくことを目標としております．

研究活動では，人間の心を豊かにするヒューマンインタフェースの開発に取り組んでいます．人間と人間がコンピュータを介して，あるいは，人間とコンピュータ自体がコミュニケーションを取る際に，効率の良い情報のやり取りではなく，相手への思いやりの気持ちが伝わるような情報のやり取り行う方法を模索したいと考えています．引き続き研究に取り組んでまいりますので，ご指導・ご鞭撻頂けますと幸いです．

最後になりますが，社会人になる前にお世話になった教員の方たちと働くことが出来るということが，不思議な心持ちながら嬉しいです．立場に見合った実力を発揮していけるように研鑽を重ねていく所存でございますので，何卒宜しくお願い申し上げます．