第13回コラム

「初めての国際会議」

2023年度(令和5年度) 鳥取大学大学院 持続性社会創生科学研究科 工学専攻 情報エレクトロニクスコース 修了 永島 優也

はじめに

海外に行くことに興味があるけれども、費用の面で躊躇している人は多いと思います。
国際会議への参加は、湖鳥会の海外渡航助成をうけて負担を軽減しながら海外に行くことができる素晴らしい機会の1つです。
国際会議に参加することで、自分の研究成果を世界に発信できるだけでなく、新しい知識を得たり、他の研究者と交流する機会も得られます。また、発表を通じて自分の英語力を向上させることもできます。最初は難しそうに思えるかもしれませんが、準備をしっかりと行えば十分に乗り越えられる壁です。
私の人生初の国際会議の体験から言えることは、国際会議は学びと成長の機会であり、その経験は自分の人生やキャリアにおいて大きなプラスになります。費用の心配がある場合でも、研究室からの補助や湖鳥会の海外渡航助成などのサポートがある場合もありますので、一度調べてみることをお勧めします。
今回は、初めてのオーストラリアでの国際会議の体験談を書きたいと思います。
このコラムを読むことで、国際会議に行きたい人が増えれば嬉しいです。

国際会議の体験談

経由地のベトナム

この経由地のベトナムが私の人生初海外となりました。
少しは日常英会話を勉強したから大丈夫だろうと思いましたが、
単品を頼んだはずがなぜかセットになっていました。
また、頼んだフォーを食べようとしたら
「肉が赤い」
お腹壊すかとひやひやしましたが、結果的には大丈夫でした。
英語をもっと勉強しておけば、お金を多く払うこともなく、赤い肉にクレームをいれることもできたと思うので皆さんは英語を勉強しましょう。

 

 

オーストラリアに到着

オーストラリアに到着して空港を出ると目の前には
「MELBOURNE」の文字がありました。
到着まで約15時間程度かかっており、疲労が溜まっていましたが、
周りの人が日本語を話しておらず、外国の方しかいないので、
緊張で疲れが一気に取れたのを覚えています。
街を歩くと、ジブリで見るような建物があったり、カフェオレは大きいし、夏なのにクリスマスを祝っている雰囲気に、日本とのギャップを感じました。
料理はメルボルンで有名なチキンパルマを食べました。1人分なのにボリュームがあり、美味しかったです。

 

 

発表当日

発表当日は正直緊張で記憶がほとんどないです。
私達と同じ学生だと、中国の方が来ており、他は企業の研究者の方や大学教授の方がおられました。周りの人のレベルが非常に高く、同じ学生の中国人の人たちは全員英語で流暢に発表していました。
私は、言葉を間違えないように必死で、ほとんどスライドを見ていました。発表が終わった後はとてもやりきったと思いましたが、周りの方からの質問はなく、自分の研究に興味を持っていただけないのが残念でした。日本の学会だと、どんな内容の発表をしても質問していただけますが、海外はそのような配慮がないので、そこでめげずに次頑張ろうと努力するのが大切だと思います。
私も、教授レベルの方と議論を交わせるレベルになろうと思える国際会議になりました。
他の人の発表を聞いて、研究ストーリーの構成や、スライドの作り方、人を惹きつける発表の仕方を学び、視野が広がり良い経験になりました。

 

最後に

結論として、とても楽しい経験になり、参加して良かったと思います。
最初は英語が苦手で、発表も成功とはいえない結果でしたが、他の人の研究を聞けたり、海外を経験できたりととても良い思い出になりました。
この経験ができたのも、社会情報システム研究室の皆様や、海外渡航助成をしてくださった湖鳥会の皆様のおかげなので大変感謝しております。
最後になりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございます。
このコラムを読んでくださった方が、国際会議に参加したい!と思ってくだされば幸いです。

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